・VRと3DVRってどう違うのか?
・そもそもVR・3Dの仕組みってどういうものか?
・よく目にする360度動画はまた別物なのか?
この記事を読むと、
・VRと3DVRの違いが分かります!
・VR・3Dの仕組みが分かります!
・360度動画との違いも分かります!
VR・3DVR・360度動画はよく目にしたり、聞いたりする機会も増えてきていることと存じます。ですが、「それぞれの違いがよく分からない」「ややこしい」とお悩みではないでしょうか?この記事ではVR・3DVR・360度動画の違いと仕組みを解説しています。この記事を読むことで、それぞれの違いや仕組みが分かるのですっきりします。VR・3DVR・360度動画の違いに悩まされている方はぜひご覧ください。
Contents
VRと3DVRの違いはゴーグルなしでも体験可能かどうか

VRと3DVRの違いは、ゴーグルなしでも体験可能かどうかです。VRはゴーグルを着用することによって立体的に視聴・体験しますが、3DVRはスマートフォンやタブレットなどでも、ゴーグルなしで立体的に視聴・体験できるものとなっています。
3DVRをイメージしやすいのは、Googleストリートビューです。Googleストリートビューは、スマートフォンやPCで、自由にマップ内の仮想現実を移動できます。3DVRはゴーグルを装着しなくてもVRのように体験できるので、さまざまな分野で活用されるようになりました。
Googleストリートビュー参考:東京タワー
3DVRのさまざまな活用分野

3DVRは教育・ライブ・不動産・観光などさまざまな分野で活用されています。なかでも3DVRの代表的な活用例が「不動産のオンライン内見」です。オンライン内見では、部屋の内部を見渡したり、移動したりして、実際に現地に訪れているかのように体験できます。3DVRは他にも、オンライン展示会や写真展などで活かされており、活用シーンは年々増えているのです。
また、5Gの普及によって通信量の課題が解決されるため、今後のVR・3DVRを活用したプロモーションには大きな期待が寄せられています。
3DVRの活用シーンをさらに知りたいと思いませんか?そこで、3DVRで注目を集めているMatterport(マーターポート)の活用に特化した、Matterport(マーターポート)導入が進む理由とは?導入事例から紐解くという記事を用意しました。3DVRの活用事例をもっと知りたい方は、こちらもご覧ください。
参照元URL:https://360vr.hopelivs.jp/vr360/matterport-dounyuujirei/
3DVRを撮影できるカメラはレンズが豊富

3DVRを撮影するには、現実空間をまるごと3Dで撮影する必要があります。そのため、3DVRを撮影するカメラはレンズがたくさんついているのです。
まず、3Dを撮影するには同一方向に2つのレンズが必要となります。その理由は、「3Dの見え方」にあるためです。人が見る映像は、右目と左目の映像を脳が1つに合成して判断します。右目と左目で見る映像は、それぞれ角度や大きさなどにズレ(視差)があります。この視差があることによって、1つの映像に合成したときに、奥行きが生まれて立体的に見えるのです。
3Dで撮影するためには、目の役割を果たすため、2つの映像を同時に撮影する必要があります。そのため3DVRを撮影できるカメラはレンズが複数搭載し、あらゆる角度をまるごと3Dで撮影できるのです。
3DVRを撮影できるカメラってどういうもの?と疑問を抱く方もいるでしょう。そこで、【3DVRカメラ】360度カメラとの違い|機種|導入事例の紹介という記事を作成しました。3DVRを撮影できるカメラの機種も紹介しているので、こちらも併せてご覧ください。
VRと3Dではどう違うのか?それはディスプレイの数

VRでも立体的に見えるのでは?と疑問を抱く方も多いので、VRと3Dの違いについても解説します。VRと3Dの違いは、ディスプレイの数によって変化します。映し出すディスプレイの数で見え方が変わるのです。ここからは、VRと3Dそれぞれ詳しく解説していきます。
VRは1つの映像を2つのディスプレイに映している
VRの場合は、映像を2つのディスプレイに表示させる仕組みになっています。VRゴーグルの内側に2つのディスプレイがあり、左側は左目だけ、右側は右目だけに見えるようになっているのです。そのため、VRで見える映像には、視差が生まれて立体的に見えるようになっています。
3Dは1つのディスプレイを立体的に見るもの
3Dの場合は、映像を1つのディスプレイに表示させる仕組みです。そして3Dでは、見せ方がVRとは異なります。左目用の映像と、右目用の映像をものすごい早さで交互に表示するのです。
映画館にあるような3Dメガネを通じてこの映像を見ると、左目には左目映像だけが、右目には右目用映像だけが表示されて視差が生まれます。そのため立体的に見えるのです。3D表示を裸眼で見るとブレて見えるのは、2つの映像が高速で表示されているからです。
3DVRと混同しがちな360度動画は全方位を平面で見る動画

VRと混同されがちな360度動画とは、撮影視点から360度視点を変えて見られる動画のことです。VRや3DVRと違って360度動画は、視点を変えられても映像内を移動することはできません。あくまで撮影者視点から360度を見渡せる動画です。
VRや3DVRのような没入感・体験には及びませんが、360度動画も現実空間を見せる点では高い効果を発揮します。撮影が手軽で、SNSでもアップしやすいところは360度動画の魅力です。
360度動画の参考:Fuji-Q Highland Official富士急ハイランド公式
まとめ:3DVRは手軽で体験価値の高いコンテンツを提供できる
3DVRは、ゴーグルなしでも現実空間に近い体験が可能です。VRゴーグルを装着すれば没入感の高い体験となりますが、VRゴーグルを持つ人は少なく、装着する手間もかかります。そのため、スマートフォンやタブレットなどで体験できる3DVRは、手軽な分、VRよりも多くの人にコンテンツを届けられるでしょう。
5Gの普及によって、体験価値が大きな期待を集めています。そのため、今後ますます3DVRは広まっていくでしょう。ですが、3DVRが当たり前になってからの活用では遅いと言わざるを得ません。完全に普及する前に、3DVRで高い体験価値を提供していくことで、企業価値も高めることができるでしょう。
3DVRは撮影機材や技術も必要な分野のため、コンテンツの作成には制作会社に依頼するのがおすすめです。3DVRを検討する際は、一度制作会社に問い合わせてみるのはいかがでしょうか?
