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matterport(マーターポート)の3つのデメリットとは?|導入メリットも解説!

・matterport(マーターポート)にデメリットはあるのか?
・matterport(マーターポート)のデメリットに対策方法はあるのか?
・matterport(マーターポート)のデメリットを補うメリットは何なのか?
・デメリットを加味しても導入価値はあるのか?

この記事を読むと、

・matterport(マーターポート)のデメリットが分かります!
・matterport(マーターポート)のデメリットの対策方法が分かります!
・matterport(マーターポート)のデメリットを補うメリットが分かります!
・デメリットより導入価値が上回る理由が分かります!

世界中で導入が進むmatterport(マーターポート)。メリットは多く紹介されていますが、デメリットはどのようなものがあるのか知りたい!と考えたことはありませんか?この記事ではmatterport(マーターポート)のデメリットとその対策方法を解説します。メリットとデメリット。ふたつの側面からmatterport(マーターポート)導入の検討にぜひこの記事をお役立てください。

では、早速matterport(マーターポート)のデメリットについてみていきましょう!

matterport(マーターポート)のデメリットは3つ

©pixabay

ⅿatterport(マーターポート)のデメリットには以下の3つがあります。

デメリット1:サーバーが自社に置けない
デメリット2:縦軸の編集ができない
デメリット3:ブラウザの翻訳機能との連携が難しい

これらのデメリットは具体的にはどういったことなのか?それぞれ詳しく解説していきます。

・デメリット1:サーバーが自社に置けない

matterport(マーターポート)システムには、matterport(マーターポート)社のサーバーを利用することが必要です。自社サーバーとは異なるため、サーバーの利用に別途月額1,100円(税込)の費用が発生します。ですが、matterport(マーターポート)撮影のデータを公開するためにはこのサーバーの利用が必須です。

・デメリット2:縦軸の編集ができない

出典:ドリフトフォトグラフィー

matterport(マーターポート)2つめのデメリットは縦軸の編集ができないことです。よって撮影する際にどうしても映したくない、映らなくてよいものが映り込む可能性がありまどのようなイメージなのか例を紹介します。

例えばこの空間をスキャンした場合、上部のタペストリが雑物として映り込んでしまいます。

出典:ドリフトフォトグラフィー

matterport(マーターポート)の機能として、最大4.5m先まで物体を検知してスキャンする機能があります。そのため上部の物体もスキャンし、不要物として映り込んでしまうのです。

・デメリット3:ブラウザの翻訳機能との連携が難しい

matterport(マーターポート)は海外のサーバー、サービスを利用するものですが、表示言語を日本語にする機能があります。しかし、ユーザー側でページを「日本語に翻訳する」と設定している場合に誤作動が生じる可能性があります。この場合どうなるかというと、日本語を日本語に翻訳するという症状が発生し、表示される言葉がバラバラになってしまうのです。

【表示例】

出典:ドリフトフォトグラフィー

matterport(マーターポート)のデメリットの対策方法

©pixabay

matterport(マーターポート)のデメリットとなる部分を改善できる対策方法はあるのか?と疑問に思う方も多いでしょう。ここからは、デメリットの対策方法があるかどうか解説していきます。

・サーバー問題の対策方法

matterport(マーターポート)のサーバーを利用するしかない以上、自社サーバーでサービスを利用することはできません。ここに関して了承したうえでmatterport(マーターポート)撮影をする必要があります。

・縦軸の編集問題の解決方法

縦軸の編集については、機能面での対策は不可能です。matterport(マーターポート)公式の回答でも縦軸の切り抜き機能は実装されていないという回答でした。ですが、以下の2点の方法で工夫できます。

1.赤外線のスキャン範囲を考慮し、不要なものが映り込まないギリギリのラインで撮影
2.可能な限り不要な映り込みが発生しないよう、撮影ポイントを編集で消去

100%映り込みが発生しないというのは難しいので、その点はおさえておく必要があります。

・ブラウザの翻訳機能問題の解決方法

翻訳機能設定の対策方法は2点あります。

1.ブラウザの自動翻訳機能をOFFにしてくださいを見える場所に表記
2.トラブルを防げる制作会社へ依頼

現状対策できる方法は上記の2点です。ですが、見える場所に記載してもユーザーに操作する負担をかけるので、設定方法が分からないユーザーの場合は離脱につながる可能性があります。そこで、この現象がおきにくいシステムを提供できる制作会社を紹介します。

上記の2社は、ともにmatterport(マーターポート)の撮影実績が豊富な企業です。システム構築も対応できることから、翻訳機能トラブルのおきにくいサービスを提供できます。

matterport(マーターポート)3つの導入事例から見るメリット

matterport(マーターポート)のデメリットについて紹介してきましたが、デメリットがありつつも導入が進んでいるのはなぜなのか?ここからは導入事例から見えるメリットを紹介していきます。

・事例1:オンライン展示会

出典:ホープリヴス株式会社

こちらはホープリヴス株式会社が手掛けた美術館のオンライン展示会。ユーザーは館内の映像を360度自由に視点移動しながら、実際に会場を歩いているかのように見ることが可能です。さらに作品にはさまざまな情報を埋め込むことができるので見る・知るが同時に手間なく実現できます。実はあの新垣結衣さんのオンライン写真展も、matterport(マーターポート)を利用して行われたのです。参照元:新垣結衣オンライン写真展

・事例2:オンライン内見

出典:ドリフトフォトグラフィー

こちらはドリフトフォトグラフィーが手掛けたライオンズマンションのVR内見です。4Kのクリアな映像でスマートフォンや、PC操作でも部屋の隅々まで実際に内見している体験が可能。実際にその場に足を運ばなくても内見できるため、成約率の向上に大きな期待が持てます。さらにmatterport(マーターポート)ならではの計測機能を使うと、洗濯機置き場の寸法などを測ることも可能です。

・事例3:アトラクション体験

出典:ホープリヴス株式会社

こちらはホープリヴス株式会社が手掛けたお化け屋敷の凶遡咽び家でのMatterport(マーターポート)撮影。お化け屋敷の緊張感や恐怖を疑似体験することが可能です。BGMが埋め込まれているため臨場感がより高まっています。VRゴーグルをつけて体験すればその緊張はさらに大きなものとなるでしょう。

これらの導入事例はあくまでほんの一部です。matterport(マーターポート)のメリットで大きいのは体験価値の提供・ユーザーの時間と距離の問題を解決できるところにあると言えます。不動産を例にあげるのが一番イメージが湧きやすいので解説します。

これまで不動産の内見は実際に足を運ぶ必要がありました。そして内見時に部屋の寸法を測ったり。と顧客にとっては手間も時間もかかります。しかしmatterport(マーターポート)ならばオンライン内見が可能です。これまでの顧客が抱えていた悩みである手間と時間を一度に解消できます。そのため、オンライン内見のみで成約につながることもめずらしくありません。

matterport(マーターポート)のメリットはそれだけ?他にできることはないの?と疑問に感じる方もいるでしょう。matterport(マーターポート)のメリットや導入事例に絞った記事を作成しました。最新VR技術「Matterport(マーターポート)」とは?疑問と導入メリットを解説!
matterport(マーターポート)の導入メリットや活用事例をもっと知りたい方はぜひご覧ください。

・参照元URL:https://360vr.hopelivs.jp/matterport/

matterport(マーターポート)の導入価値とは?体験型コンテンツの提供

©pixabay

matterport(マーターポート)の導入価値は体験型コンテンツの提供と時間・距離の問題解決です。質の高い体験がもたらす効果は大きなもので、ユーザー満足の向上と企業の集客に大きく結びつきます。

なぜならば、ユーザーは体験することにより、現実とのギャップがなく、実際に訪れた際の満足度が向上するからです。近年どこかに行く際には、まず調べてから現地に赴くという流れになっています。調べたときにホームページが加工した画像のみだった場合、事前情報のイメージと現実とのギャップが生じやすく、訪れた際の満足度が下がる可能性があります。

matterport(マーターポート)は4Kのリアル映像であるため、ユーザーは現実に近い体験が可能です。体験した上で行きたいと感じたユーザーであれば、現実とのギャップはほとんどなく、満足度の向上に期待できます。そして質の高い体験価値はSNSでシェアされます。それが認知向上のきっかけとなって企業は集客効果と売上アップが見込めるのです。

まとめ:matterport(マーターポート)は総合的に導入価値が上回る

これまでmatterport(マーターポート)のデメリットと導入事例からみるメリットを紹介しました。ここでメリットとデメリットをまとめます。

デメリット
・サーバーが自社に置けない
・縦軸の編集ができない
・ウェブの翻訳機能との連携が難しい
メリット
・質の高い体験価値を提供できる
・ユーザーの時間と距離の問題を改善できる

matterport(マーターポート)は質の高い体験価値をユーザーに提供できるサービスです。それにはデメリットもあります。しかし、体験価値がもたらす効果は集客の向上には欠かせない要素となっているのです。集客アップを目指したいと考えている方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。