・360度カメラの種類が多くてどれを選んだらよいか分からない
・360度カメラ選びで失敗したくない
・360度カメラの機能がいまいちよく分からない
・360度映像を集客向上に活かしたい
この記事を読むと、
・360度カメラ選びのポイントが分かる!
・自分に合った360度カメラが見つかる !
・360度カメラの機能のポイントが分かる!
・360度カメラの利用シーンが分かる!
映像、動画の新たな形「360度映像」を撮影できる360度カメラ。この記事では、360度カメラ選びで、失敗しないカメラ選びに必要な知識、360度カメラの選び方やおすすめのカメラを紹介していきます。事業に活用できるシーンも併せて紹介しているのでぜひご覧ください。
Contents
360度カメラ2つのタイプ

360度カメラには2つの撮影タイプがあります。
・全天球タイプ
この特徴の理解が、カメラを選ぶ上でも大切な知識となります。ここでは、それぞれのタイプの違いを解説していきます。
半天球タイプ
半天球タイプのカメラでは、レンズが1枚で上180度、横360度が撮影できます。半天球タイプは、下側が撮影できないデメリットがありますが、撮影者、三脚などが映り込まないというメリットがあります。
全天球タイプ
全天球のカメラはレンズが2枚あるので、全方向360度撮影が可能です。しかし、全天球タイプは撮影者や三脚などが映り込んでしまうというデメリットもあります。
360度カメラを選ぶときの4つのポイント
360度カメラを選ぶときに気をつけるポイントは以下の4点です。
2. 手ブレ補正機能
3. 動画記録時間
4. アプリ・スマホとの連携
ここからは、なぜこれらのポイントに気をつけた方がよいのかについて解説していきます。
ポイント1:画質
画質の良さは印象の良さに直結します。以下のように、フルHDと4K映像で比較すると映像に大きな差が生じます。

フルHDでも見れなくないですが、4K映像と比較するときめ細やかさが歴然ですよね?映像クオリティは企業イメージにもつながりかねません。360度カメラを選ぶときは、より画質の高いカメラを選ぶのがよいでしょう。
ポイント2:手ブレ補正機能
安定した映像を届けられるかどうかに欠かせない機能が手ブレ補正機能です。手ブレ補正機能があると、動きの多い映像の場合に、迫力ある映像を安定して提供できます。
普通に歩いてる映像でこれだけの差が生じます。例えば施設内を歩いているシーンを撮影して紹介したい。という場合に、手ブレ補正機能がない映像だとユーザーは見ていて疲れてしまいます。安定した映像を提供するのに手ブレ補正機能は必須です。
ポイント3:動画記録時間
カメラによって動画の撮影できる時間が異なります。価格を重視しすぎてカメラのグレードを下げてしまうと、動画の撮影可能時間が3分未満というカメラもあります。提供するシーンで異なりますが、企業で使用する場合には、5分以上の映像になることも多いので、動画の撮影時間にも注目するのが賢明です。
ポイント4:アプリ・スマホとの連携
カメラによってメーカーが提供している専用アプリがあります。これがあると編集作業が簡単にできるので時短につながります。よって360度カメラを選ぶときは、アプリがあるカメラを選ぶのがおすすめです。
また、多数のユーザーは映像をスマホで確認します。実際にスマホで見た映像を確認するのにスマホとの連携の良さも重要です。これらのアプリがあるカメラはスマホとの連携にも優れているので、確認作業がスムーズにできます。
360度カメラおすすめ機種6選
ここからは、360度カメラを厳選して6機種紹介します。また、それぞれのカメラでどのような映像が撮影できるのかも併せて紹介していきます。
1.Kodak:PIXPROSP360
半天球タイプの代表的な360度カメラと言えばこちらです。半天球タイプのメリットである機材や撮影者が映り込まないことを活かして、以下の撮影に向いています。
・風景撮影(例えば観光名所の景色、高い場所からの夜景など)
また、アプリを利用すると、動画の変換、スマホやPCからの遠隔操作、編集サポート機能が利用できます。

タイプ | 半天球 |
サイズ | 48×50×52.5mm |
動画画質 | 4K |
静止画解像度 | 2,880×2,880 |
動画記録時間 | microSD容量による |
連続動画撮影可能時間 | 約55分 |
手ブレ補正 | あり |
アプリ | あり |
Amazon参考価格 | 36,980円(税抜) |
2.360fly:FL364KZ111
FL364KZ111は耐久性、防水性、耐低温性に優れているのでアクティブな撮影シーンに最適です。さらにオプションのレンズ保護カバーをつければさらに耐久性と防水性がアップします。これらの特徴を活かし、以下のような撮影に向いています。
・水族館の水槽の中など
・猫カフェなど
アプリの活用でSNSやYouTube投稿が簡潔になり、編集も容易になります。

タイプ | 半天球 |
サイズ | 61×61×59.4mm |
動画画質 | 4K |
静止画解像度 | 3,456×3,456 |
動画記録時間 | 約12時間 |
連続動画撮影可能時間 | 約45分 |
手ブレ補正 | なし |
アプリ | あり |
Amazon参考価格 | 36,980円(税抜) |
3.Insta360:Insta360 ONE R ツイン版
Insta360 ONE R ツイン版は4K広角撮影と360度撮影の2パターンの撮影が可能です。さらに独自の機能「見えない自撮り棒」機能により、全天球カメラの弱点であった撮影機材が映り込んでしまう点を排除できます。※オプションで専用自撮り棒が必要。
また、被写体を常に自動で追跡し中心に捉える機能がついているため激しい動きの映像でも主役となる人、物がブレません。これらの機能を活かすと次のような撮影に向いています。
・主役となる動物の動きを撮影(例えばドッグランなど)
Insta360アプリはAIの性能が高く、自動編集が可能です。さらにApple製品との連携に優れており、iPhone、AirPods、AdobePremiereProとのスムーズな連携が強みです。

タイプ | 全天球 |
サイズ | 72×48×43mm |
動画画質 | 4K |
静止画解像度 | 6,080×3,040 |
動画記録時間 | 約70分(5.7K30fpsの場合) |
連)続動画撮影可能時間 | 約70分(5.7K30fpsの場合) |
手ブレ補正 | あり |
アプリ | あり |
Amazon参考価格 | 59,400円(税抜) |
4.Insta360:Insta360 ONE X2
Insta360 ONE R ツイン版と同様の性能を持ちつつ、街なかで人が行き交う風景を撮影した際に人や車を排除するゴーストタウン機能が特徴です。この機能があれば、人通りを気にせず撮影することが可能です。さらに4つのマイク搭載でどこから音がしているのか分かる臨場感の高い映像が作れます。
・テーマパークなど人や音が行き交う場所、乗り物の撮影(絶叫マシーン乗車体験PRなど)
アプリを利用した編集機能の自由度が非常に高く、あらゆる映像パターンが簡単に作れます。公式ページでサンプル映像が豊富に確認できるので一度確認してみるのもおすすめです。

タイプ | 全天球 |
サイズ | 46.2×113×29.8mm |
動画画質 | 4K |
静止画解像度 | 6,080×3,040 |
動画記録時間 | 約80分(5.7K30fpsの場合) |
連続動画撮影可能時間 | 約80分(5.7K30fpsの場合) |
手ブレ補正 | あり |
アプリ | あり |
Amazon参考価格 | 53,000円(税抜) |
5.GoPro:GoPro MAX
GoPro MAXは360度カメラでもっとも有名なカメラのひとつです。定評のある耐久性、防水性を活かしたアクティブな撮影に適しています。
・サーフィン、ジェットスキーなど海や川でのシーンの撮影(体験動画PRなど)
アプリの使用でスマホだけでも切り抜き、音声との連動など多彩な編集を簡単にできます。

タイプ | 全天球 |
サイズ | 64×69×25mm |
動画画質 | 5.6K |
静止画解像度 | 5,760×2,880 |
動画記録時間 | 2時間(64GのmicroSDを使用した場合) |
連続動画撮影可能時間 | 360度で40分 |
手ブレ補正 | あり |
アプリ | あり |
Amazon参考価格 | 67,100円(税抜) |
6.Kandao:QooCam8K
QooCam8Kは最大8K映像が撮影できる360度カメラです。圧倒的な映像美がよりリアルを提供します。QooCam8Kを活かせる撮影シーンはこちらです。
・チャペルなどの幻想的な建物内の撮影
・ライブ会場の撮影
アプリの使用でスマホでも高画質映像の編集が簡単にできます。テンプレートが豊富で当てはめるだけで高いクオリティの映像が作り出せます。

タイプ | 全天球 |
サイズ | 57×145×33mm |
動画画質 | 8K |
静止画解像度 | 7,680×3,840 |
動画記録時間 | 内蔵ストレージ64GB |
連続動画撮影可能時間 | 約90分 |
手ブレ補正 | あり |
アプリ | あり |
Amazon参考価格 | 67,100円(税抜) |
こちらでは事業に活かしやすいカメラを厳選して紹介してきました。これらのカメラはスマホでも簡単に高いクオリティの映像を編集できる優れた360度カメラです。PCアプリではより自由度の高い映像が作成できるので、360度カメラはアイデア次第で活用の幅はどんどん広がります。これらのアプリはバージョンアップもしていきます。VR市場が徐々に広まっているので、今後はVRにも活かしやすくなっていくでしょう。
360度カメラと併せて用意したい2つのアクセサリ
360度カメラを撮影するとき、以下の2つのアクセサリは必需品です。
2.予備バッテリー
なぜこれらのアクセサリが必ず必要なのか?ここからはその理由について解説していきます。
1.三脚・自撮り3WAYスタンド
まず三脚・自撮り3WAYスタンドが必要な理由ですが、これは手持ちでは撮影できない構図の実現が可能だからです。視点を固定したいときは手持ちだと安定しないですし、自身を客観的な視点で撮影したいとき、手持ちの距離では不足します。三脚・自撮り棒単体でもありますが、ひとつですべてのシーンに対応できる3WAYスタンドを持っておくとよいでしょう。

2.予備バッテリー
つづいて予備バッテリーが必要な理由です。その理由は360度カメラはバッテリーの消耗が激しいからです。ほとんどのカメラは360度撮影をする際に40分から2時間しか持ちません。
さまざまなシーンを1日で撮影したいというときにはバッテリーひとつでは対応できなくなるので、予備バッテリーは必需品です。
また、「レンズ保護カバー」や自転車やバイクに360度カメラを取り付けられる「各種マウント」などのオプションも豊富にあります。撮影用途に合わせて用意しておくとよいでしょう。それぞれの360度カメラのアクセサリは各社ホームページより確認できます。
まとめ:360度映像をいち早く事業に取り入れるべき理由
ここまで360度カメラについて紹介してきました。一度360度カメラについて抑えておくポイントをまとめます。
・360度カメラを選ぶときは「画質」「動画撮影時間」「手ブレ補正機能」「アプリ・スマホとの連携」を意識する
・360度カメラと併せて「三脚・自撮り3WAYスタンド」「予備バッテリー」を準備しておく
近年の360度カメラはスマホでの編集も容易になり、YouTube、SNSへの投稿もスムーズにできます。それぞれに広告を打ち出しているならば、360度映像は広告効果を高めることに役立つでしょう。
そして事業に取り入れるべき理由ですが、これはGoogleのアルゴリズムの変化の歴史です。
2015年にGoogleがなぜ360度動画や360度広告をいち早くYouTubeに対応させたのか?なぜ検索エンジンでもYouTubeの動画が上位表示されるアルゴリズムとなってきているのか?動画の価値が高まったことが影響したこれらの流れから見ると、今後は体験価値の高い360度映像やVR映像が優先される可能性も十分あると言えるでしょう。
360度映像の優先順位が上がれば露出される機会が増えます。差別化の意味でも、早い段階で360度カメラの活用を検討してみてはいかがでしょうか?
