360°3D-VR

VRのデメリット|5つのデメリットとその解決策とは?

VRについて以下のお悩みをお持ちではありませんか?

・VRのデメリットを知りたい
・VRのデメリットを解決する方法が知りたい

この記事を読むと、

・VRのデメリットが分かります!
・VRのデメリットを解決する解決策が分かります!

VRを活用したいけれどデメリットはあるのか?VRのデメリットを解決する解決策はあるのか?とお悩みの方に向けて、VRのデメリットとその解決策を解説していきます。この記事を読むことで、VRのデメリットを捉えた上で検討することができるでしょう。VR動画を検討している方はぜひご一読ください。

VRの5つのデメリット

体験価値の高いVRにもデメリットはある

体験価値を向上させるVRにもデメリットは存在しています。VRのデメリットは以下の5つです。

デメリット1.VR酔いを起こす可能性がある
デメリット2.撮影時のイレギュラーに弱い
デメリット3.高解像度のプロ仕様カメラが必須
デメリット4.ネットワーク遅延が起きる場合が多い
デメリット5.ながら視聴ができない

これらのデメリットとはどういうことなのか。ここから詳しく解説していきます。

デメリット1.VR酔いを起こす可能性がある

VR酔い対策はVR普及における大きな課題点

VR映像を見ると乗り物酔いのような症状のVR酔いを引き起こす可能性があります。VR酔いが起きる原因は、映像と感覚のズレです。乗り物酔いと同じように、VR映像でも目で見る視覚情報と平衡感覚がズレることによって、脳が混乱して気分を悪くしてしまいます。

例えば電車に乗っているとしましょう。このとき窓を見ると外の景色がどんどん移り変わっていきます。そうすると脳は移動しているという感覚になりますが、体は座席に座っているだけと錯覚を起こすのです。VRの場合も同じ理由で、体の動きと映像がズレることによってVR酔いが起きます。

デメリット2.撮影時のイレギュラーに弱い

VR撮影時にはムダなものが映り込まないように配慮する

実写を活かしたVRの場合には天気や虫などのイレギュラーに弱い傾向にあります。通常の撮影ならば、雨が降っていてもカメラに雨をはじくものをかぶせたりすれば防げますが、VRの場合はそうはいきません。なぜならば、VRの場合は映像内に余計なものが映り込むと、没入感がなくなっていまうのです。

VR映像内にカメラを守るために使った傘や、いきなり虫が目の前に映り込んだりしたら嫌ですよね。そのためVRを撮影するときは、イレギュラーが起きない状態で撮影する必要があります。

デメリット3.高解像度のプロ仕様カメラが必須

VR内のクオリティを上げるにはプロ仕様のカメラが必要

VR映像を撮影するときはプロ仕様のカメラが必須です。その理由は高画質と高機能のスタビライザー(手ブレ補正機能)が必須だから。まず画質ですが、VRの映像クオリティを4Kにしたいという場合には、カメラは8K相当が必要です。そしてスタビライザー機能が低ければ、映像が乱れてVR酔いの原因となってしまいます。

プロ仕様のカメラはあらゆるVR映像に対応できる4K~最大11K画質、手ブレ補正機能を搭載した機種もあります。こうした理由から、満足度の高い体験価値を生むVRを生み出すには、プロ仕様のカメラが必須と言えるのです。

プロ仕様のカメラはどんなものか。と疑問を持つ方もいるでしょう。そのような方のために、VRに対応したプロ仕様のカメラを解説した【3DVRカメラ】360度カメラとの違い|機種|導入事例の紹介という記事があります。プロ仕様のカメラについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

デメリット4.ネットワーク遅延が起きる場合が多い

有線環境以外ではVRは安定しにくい

VRはデータ通信料が大きいためネットワーク遅延が起きる場合が多いのが現状です。VR映像を高画質で安定して見るためには50Mbps以上の速度が必要とされています。そして4K画質となればおよそ500Mbps以上が推奨されているため、有線はともかく4G環境やWi-Fi環境では、コンテンツによってはVRを活かしきれないでしょう。

速度が規定値以上のパフォーマンスでないとVR映像と動きのズレが大きくなり、VR酔いを起こす可能性が高まります。有線環境であっても回線速度を確認してからVR視聴すると安全です。

デメリット5.ながら視聴ができない

VRはながら視聴には向かない

ゴーグルを着用するVRでは、ネットを見ながらテレビを見るといったながら視聴ができません。~しながらの行動はあらゆる場面で増えていますが、VRは専念視聴となるので、ながら視聴のニーズに応えるのは難しいでしょう。

ちなみに2020年国民生活時間調査から、ネットとテレビの場合のながら視聴割合は、全体のおよそ4割と調査結果から判明しています。また、ながら視聴の時間帯は、平日・休日ともに18時~20時の間がもっとも多いことがわかりました。
参照元:Yahoo!ニュース

VRのデメリット5つの解決策

VRのデメリットは工夫次第で改善できるケースもある

VRのデメリットを解決できる解決策を5つ紹介していきます。

VRのデメリット解決策は以下の5つです。

解決策1.座った高さで撮影しVR酔いを回避
解決策2.撮影時に人が映らないように工夫する
解決策3.気候などを事前に確認してスケジューリングする
解決策4.広がりを見せる5G環境に対応させる
解決策5.豊富な実績を持つ制作会社に相談する

VRのデメリットをすべて解決できるわけではありませんが、工夫次第で解決できる場合も多いので参考にしてみてください。

解決策1.座った高さで撮影しVR酔いを回避

VRは座った高さで撮影するとVR酔いを回避できる場合があります。その理由は、VRは座ってみる人が多いからです。立った高さの映像では視点が変わるので、人によってはVR酔いを起こす場合があります。このようにユーザーがVRを見るシチュエーションをイメージして撮影すると、視点のズレを無くすことができ、VR酔いを回避できる可能性が高まっていくと言えるでしょう。

解決策2.撮影時に人が映らないように工夫する

撮影時に人が映ると、VRの魅力である没入感が一気に下がります。そのため撮影時には、撮影者をはじめ、余計なものが一切映り込まないように工夫する必要があります。ときには、撮影方法や撮影形式を工夫しながら行う必要もあるでしょう。

解決策3.気候などを事前に確認してスケジューリングする

VR撮影時には、あらかじめ気候などを確認してから撮影スケジュールを組むのが重要です。デメリットで紹介したように、VRはイレギュラーに弱い傾向にあります。そのため、天気は晴れの日や、場合によっては曇りの日など、余計なものが映り込まない条件の日に撮影しましょう。そのほか、撮影場所の整備をしておくなどの配慮も重要です。

解決策4.広がりを見せる5G環境に対応させる

5G環境にVRを対応できるように準備しておくと良いでしょう。なぜならば、5GになればVRに必要な通信速度に対応できるからです。5GでVRを展開できれば、より多くのユーザーにVRコンテンツを届けられる可能性が高まります。主要都市をはじめ、5G環境は広まってきているので、早い段階で準備しておくと差別化を図れるでしょう。

解決策5.豊富な実績を持つ制作会社に相談する

VRを撮影する場合は、豊富な実績を持つ制作会社に相談すると良いでしょう。なぜなら、制作会社にはVR撮影に対応したカメラをはじめ、実績から得たノウハウや編集技術、提案力など総合的に強みを持っているからです。VRを撮影から編集までを自社でまかなうのは、費用も労力も大きな負担となってしまいます。

まとめ:VRのデメリットを解決するには制作会社へ依頼

ここまでVRのデメリットとその解決策を解説してきました。VRのデメリットを解決するためには、専用の機材や撮影技術や知識がないとむずかしい場合が多いです。そのためVRを制作する際には、制作会社へ依頼するのが良いと言えます。

これから5Gが普及すれば、VR環境が広まる可能性も高まります。いち早くVRを導入・検討する場合には、機材をはじめ豊富な知識と技術を持つ制作会社に、一度相談してみると良いでしょう。