360°3D-VR

VR撮影がもたらす効果とは?効果が期待される分野・費用も紹介!

・VR撮影するとどんな効果があるのか?
・自分の事業にVR映像は活かせるのか?
・VR映像が期待されるのはどの分野?
・VR撮影にかかる費用はどのくらい?

この記事を読むと、

・VR撮影がもたらす効果が分かります!
・VR撮影が活かせる事業が分かります!
・VRが期待される分野が分かります!
・VR撮影にかかる費用が分かります!

リアルを体験できるVR。しかしVR映像はどんな効果をもたらすのか?自分の事業にVR映像は活かせるのか?と悩んでいませんか?この記事では、VR映像がユーザーにもたらす効果、VR映像が期待される分野、VR撮影にかかる費用まで解説していきます。ぜひ一読してみてください。

VR撮影とは?仮想現実による疑似体験

出典:pexels

VR撮影とは360度の映像をユーザーがVRゴーグルを装着して見ることで、実際にその場にいるような体験を提供するものです。

VR映像は、通常360度映像をPCやスマホで見る場合と異なり、目の前の景色すべてが撮影した映像となって、映像内を自由に歩いているかのような体験ができます。

VR撮影がもたらす体験効果の2つのメリット

出典:pexels

VR映像の没入感は実際に自分で体験している感覚を味わうことができます。では、体験効果がもたらすメリットとはどんなものがあるのか?ここからは、体験効果がもたらすメリットを紹介していきます。

メリット1:SNSでシェアされること

体験効果がもたらす効果のひとつにSNSの拡散効果があります。InstagramやTwitterを見ると、美味しかったお店、感動した景色や購入してよかったものをシェアする人が増えています。

映像を見ただけではなかなかシェアされるまでに至りませんが、体験してよかったものはSNSでシェアされるのです。ユーザーに対してよい体験効果を提供できれば、ユーザーが拡散してくれます。その結果集客向上の可能性が高まります

メリット2:体験が理解を深める

これは理解度の段階において、元株式会社イエローハット社長の鍵山秀三郎氏が、著書「鍵山道場」人間力を磨く法則にて次のように述べています。

「わかる」ということの四つの段階
第一段階 人の話や本を読んでわかる→浅い
第二段階 人に伝える→理解度が測れる
第三段階 書いてみる→少し深い理解度
第四段階 実践してみる→最も深いわかり方

「鍵山道場」人間力を磨く法則

第四段階の深いわかり方。これが体験に相当します。コンテンツの価値を理解してもらうのに体験はもっとも効果的です。VR映像による疑似体験には理解を深める効果が期待されています。

VR撮影効果が期待される分野は『教育』

出典:Unsplash

VR撮影が教育の分野で注目されています。なぜならば、理解度の高い研修につながるからです。VR映像により、これまでの見る・聞く研修から「体験する研修」の実現が可能となりました。実際に研修で体験できるシチュエーションを作るのは難しいですが、VR映像を用いれば、再現が難しいシチュエーションも疑似体験できます。

例えば、「災害時の避難誘導」「機械の操作体験」など、活かし方は企業によりさまざまです。VR映像の疑似体験により理解が一層深まるため、この体験型研修は大手企業でも導入が進んでいます。

VR撮影を教育に導入している有名企業3社

VR映像をすでに教育分野で導入している有名企業3社の事例を紹介します。いずれも体験による理解が深まることの重要性を成果に結びつけている企業です。

1:JR東日本

JR東日本でもVR事業を教育に活かしています。電車の接触事故、墜落事故など実際に経験することが困難な状況をVR映像で疑似体験します。この体験があることで、安全に対する意識の向上に期待できます。

2:ケンタッキーフライドチキン

あのケンタッキーフライドチキン(以下KFC)でもVR映像は活躍しています。KFCでは調理方法の研修に活かされています。独自にVRゲームコンテンツを作成し、フライドチキンを調理できないと部屋から抜け出せないという脱出ゲーム方式で楽しみながら学ぶことが可能です。

3:ジェットブルー航空

アメリカの航空会社ジェットブルー航空では、整備訓練生の研修に活用されています。これまでの訓練生の研修は、実機で訓練する機会がほぼ無いため、整備の講義を聞いて修了というケースが多い現状でした。これをVR映像で実機を見て整備の疑似体験をすることで、現場で活躍できる整備訓練を可能にしたのです。

ビデオ研修や講義の研修で聞いて得たノウハウでも、実際の現場で体験するとぜんぜん違う、という経験はありませんか?その現象が起きてしまう原因は「体験していないから」実物を見ていない、触れていないから、研修で話を聞いたノウハウを自分で体現できないことで引き起こされます。

各社の導入事例から、これまで見る・聞くの研修内容では深い理解に至らなかったことが、VR映像による疑似体験で理解を深めることが可能ということが分かります。体験がもたらす価値は非常に大きなものです。教育分野だけでなく、今後さまざまな分野で活用されていくでしょう。

VR撮影の費用相場

出典:Pixabbay

VR撮影にかかる費用の相場は、制作会社に依頼した場合トータル300,000円~となっています。VR撮影を導入しようにも費用は気になるところ。ですが、撮影する量、編集する量やオプションにより変動が大きいのが現状です。ではVR撮影料金はどのような内訳で構成されているのか?詳しく見ていきましょう。

VR撮影の料金内訳

制作会社により詳細は異なりますが、大きく費用を分類すると以下のようになります。

費目平均相場
撮影費3万円~
編集費5万円~
BGMなどのコンテンツ埋め込み5万円~
オプション5,000円~
VR撮影料金の内訳

このように撮影だけでなく、編集や映像内のコンテンツ組み込みなどVR映像の制作の幅は非常に広いものです。撮影や編集にも多くの技術を要するので、VR撮影を行う場合は、実績のある制作会社に依頼する方がよいでしょう。

また、制作前にどのような映像にしたいのかを可能な限り明確にすることで、制作会社も具体的な見積もりを出すことができます。VR撮影を依頼する際は、どのような映像にするかをある程度具体的に決定したうえで、制作会社に相談することをおすすめします。

VR撮影の見積もりから納品までの流れ

VR映像の見積もりから納品までの段階は5ステップあります。

1.見積もり依頼:制作会社のホームページなどから依頼できます
2.ヒアリング:どのような内容にするかを明確にしスケジュール調整などを行います
3.撮影:360度カメラなどで撮影
4.編集:スティッチング作業やコンテンツ埋め込みなどの編集作業
5.納品:データなどによる納品

まず見積もり依頼、ヒアリング段階で映像内容を具体的にして正式な金額が確定します。ヒアリング段階で撮影方法や撮影場所など明確になればあとはスムーズに進行できます。また、映像内で使ってほしい画像やデータなどを準備しておくと編集費用を抑えることができる場合もあります。

まとめ:VR撮影は今後さらに発展する

VR映像がもたらす効果、撮影費用について解説してきました。VR映像は、体験価値が理解を深める理由から教育分野での活躍が見込めます。さらにVR映像は教育以外でも現在多くの分野で活躍しています。

・不動産:VR内見など
・テーマパーク:アトラクション体験など
・旅行業:観光地の疑似体験など

他にもさまざまな分野で活躍しているVR映像。体験価値がもたらす効果により、VR映像は今後ますます発展していくでしょう。集客効果にも期待できるので、VR映像の導入を検討している方は、制作会社へ相談してみてはいかがでしょうか?